首都圏で風しんの感染が拡大していることを受けて、アメリカの疾病対策センター(CDC)が、感染のおそれがある妊娠中の女性に日本への渡航を自粛するよう勧告しました。

なかなか、風疹の感染は収まらない様相です。

国の予防接種の制度変更の影響で、免疫が十分ではない可能性があるとして、30代から50代の男性を中心にワクチン接種を徹底するように呼び掛けています。

2018年9月1日時点でのワクチン接種状況

・1歳から28歳5か月(1990年4月2日生まれ)の男女は、2回個別接種をしています。(1歳、小学校就学前1年間の幼児)

・28歳5か月から30歳11か月(1987年10月2日生まれ)の男女は、幼児期に1回個別接種をしています。

・30歳11か月から39歳5か月(1979年4月2日生まれ)の男女は、中学生のときに医療機関で1回個別接種をしています。

・39歳5か月から56歳5か月(1962年4月2日生まれ)の女性は中学生のときに学校で1回集団接種しています。

39歳5か月以上の男性、56歳5か月以上の女性は、1回も接種したことがないのです。

この記事をご覧いただいたあなたが、どこにあてはまるのか見ていただき、もし接種したことがないようであれば

ご自身の周りにたとえ妊婦さんがいなかったとしても、ぜひワクチンを接種してください。

以前から申し上げていますが、風疹は症状がでていなくても知らない間に感染して、また感染させてしまうことがあります。

また、妊娠する予定のある女性は、妊娠する前にご自身の風疹抗体が陽性であることを確認することをおすすめします。