先日のひとねる祭には、95名のお子様に薬剤師の仕事を体験していただきました。大盛況で終わることができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
さて、最近になってノロウイルスが流行し始めたということがニュースで流れていました。
先週の水曜の11月28日に奈良県の小学校で集団ノロ感染か、というニュースです。
食中毒といえば、夏に多いというイメージがありますが、冬にも食中毒は流行します。
実際、去年愛知県でノロウイルスによる食中毒の発生は334人でそのうちの約6割では冬季(11月から2月)だったそうです。
冬でも食中毒には気を付けましょう。
今回はその予防方法について保健所より連絡がありましたのでご紹介します。
1.手洗い
まずは手洗いです。かならずせっけんを使いしっかりと洗います。できれば2回洗うのがよいでしょう。
2.食品の加熱
中心部までしっかりと加熱してください。85℃から90℃で90秒以上が目安になります。
3.調理器具の消毒
ノロウイルスに汚染された可能性のある器具等の消毒には、アルコールなどによる消毒ではなく、塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム希釈液)や熱湯(85℃以上1分)が効果的です。
一般的な塩素系消毒剤といえば、ハイターが有名ですが、多くの塩素系漂白剤は原液濃度が6%です。
これを希釈して使用します。
・食器や調理機器の消毒、衣服や器具などのつけ置き、トイレの便座・ドアノブ・手すり・床などの消毒は、原液10mlに対して、水を3L加えて使用してください。(約200ppm)
・便やおう吐物が付着した床やおむつ等、原液50mlに対して、水を3L 加えて使用してください。(約1000ppm)
~簡単に希釈する方法~ 広島市のHPから転載
・キャップ2杯(約10ml)の消毒剤原液を、ペットボトル1杯(500ml)の水に加えれば、50倍希釈となり、1000ppm(0.1%)の消毒液ができます。
・キャップ半分弱(約2ml)の消毒剤原液を、ペットボトル1杯(500ml)の水に加えれば、250倍希釈となり、200ppm(0.02%)の消毒液ができます。 (注) 消毒液の入ったペットボトルは、誤って飲むことがないないように、消毒液であることをはっきりと表示してください。 |
ぜひ参考にしてください。