このたび、西日本での豪雨災害により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

この猛暑の中、避難されている皆様、ボランティア活動をされている皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます。

 


河川の氾濫や津波など、どこに住んでいても家屋が浸水する可能性はあります。

そんな中、一つ注意していただきたいことがあります。

それは家屋などが浸水されたことで起きるカビや細菌の繁殖です。河川の氾濫などで地域が浸水した場合、下水道から汚水が逆流している可能性があります。

特に、今回の災害は豪雨のあとに猛暑が続いています。気温が高くて湿度が高い環境をカビや細菌は好みます。

そういった場合、家屋を消毒しないと感染症や食中毒などにかかるおそれがあるのです。

今回は「水害時の消毒方法」として倉敷市のホームページにまとめられていましたのでご紹介します。

1.下水があふれたり、腐敗物が漂着した場所

薄めたクレゾール液、または逆性せっけん液をジョウロで地面が濡れる程度に散布してください。屋外であれば消石灰を全体が白くなるように撒く方法もあります。

2.床下の消毒

畳をあげ、床下をよく乾かしたあと逆性せっけん液を撒きましょう。

糞便があふれた場合はクレゾールせっけん液を薄めて撒きましょう。

3.床や家具の消毒

台所用漂白剤(キッチンハイターなど)を説明書の通りに薄め、雑巾に浸して軽く絞ったあと床などを拭きます。

30分おいて置き、今度は真水に浸した雑巾をよく絞って拭きます。

4.トイレ、ふろ場の消毒

お風呂のカビ取り漂白剤(カビキラーなど)を噴霧し、洗い流します。

 

なお、作業をする際には消毒液が目に入ったり手についたりしないように、眼鏡・長袖・長ズボン・手袋を着用し作業を行ってください。

また、今の季節にそういった服装ですと熱中症にかかりやすくなります。こまめな水分・塩分補給をこころがけてください。

 


どこで起きるかわからないのが災害です。

特に薬剤師は薬剤師法第一条に 「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」と規定されていて衛生面において環境を守る義務があります。

当店のある地域ではほとんど被害はありませんでしたが、いつ災害が起きても対応できるように準備をしておこうと思いました。