最近、テレビや新聞でセルフメディケーション税制という言葉を目にすることがあります。これは今年の1月1日から始まった医療費控除の特例のことです。

国も医療費を削減するためにいろいろと対策を考えていて、このような制度が始まったのですが、実は、私が知ったのは最近です。

せっかく新しい制度を始めるというのにあまり周知がされていないようで残念ですね。

セルフメディケーションとは、病院へ行く前に薬局やドラッグストアへ行き「健康の増進」や「疾病の予防」を自身でおこなうことを言います。

セルフメディケーション税制の対象商品を購入すると、減税しますよ、という制度なのです。

ただし、減税を受けるには確定申告が必要です。

制度の概要としては、

確定申告を行う個人が、申告対象の1年間に以下の条件(①・②)を満たす場合、スイッチOTCの購入額(同一生計の配偶者・親族分を含む)が12000円を超えた分の金額(上限88000円)がその年分の課税所得から控除されます。従来の医療費控除とは同時には利用できません。

① 所得税/住民税を納めていること

② 次のいずれかを受けること‥特定健康診査(メタボ検診)、予防接種、定期健康診断(事業主健診)、健康診査、がん検診

ややこしいですね。

厚生省のHPに利用するときのわかりやすいイメージ図が載っていましたので、ぜひ見てみてください。この記事も厚生省のHPを見て書いているので・・・詳しいこともこちらには書いてあるのでぜひ参照ください。

セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について|厚生労働省

この制度の対象商品はいろいろとありますので、薬局やドラッグストアで確認してから購入してくださいね。最近はパッケージにシールが付いていたり、印刷がされています。

ドラッグストアなどのチェーン店では、レシートの商品名の横に「★」などのマークをつけてわかりやすくしているようです。1月に入ってからドラッグストアでお薬を購入した方は、一度レシートを確認してみてはいかがでしょうか。

申告には、対象商品であることがわかるレシートか領収書、健康診断の結果通知票や領収書、予防接種の予防接種済証や領収書ですので、大切に保管しておいてくださいね。

ちなみにこの制度には期限があり2021年12月31日までとなっています。

 

最後に、鈴木薬局はセルフメディケーションをお勧めしておりますのでお薬のご購入の際はぜひ当店をご利用ください^^

領収書はアナログスタイルですが対応させていただきます。