先週は、日本各地で春の嵐が起きていました。

蒲郡市もすごい風と雨でした。

さて、天気が悪くなるといろいろと体調が悪くなる方がいらっしゃいます。

これは、自律神経の状態が原因になっていると考えられています。

自律神経には、環境の変化に体を適応させるという働きがあります。「環境」といってもいろいろとありますが、天気は大きな要因の一つになります。

天気と言っても、気温ももちろんそうですが、気圧の変化というのも環境の変化です。

天気が悪くなる時というのは気圧が低くなっているときです。

気圧が低くなっているときは、2種類ある自律神経のうちの「副交感神経」が優位になり、体を休める方向へもっていきます。

気圧が低い環境というのは、人間が生活するのに適さない状態とみなされて、体を休めようとするんですね。

気圧の変化と自分の自律神経の調節がタイミングよくうまくいけば、具合が悪くなることはないのですが、気圧の変化が急だったり、自律神経の調節がいきすぎたりすると具合が悪くなります。

 

さて、最近花粉症が流行しはじめました。

雨なのに花粉症の症状が楽にならないということはありませんか?

実は私自身が、雨の日に花粉症の症状がひどくなるタイプで、花粉の量がすくないはずなのになんでだろうと以前から不思議に思っていました。

雨の日は花粉の飛散量は当然ですが少なくなります。そのため、花粉症の症状も楽になることが多いです。

しかし、天気が悪くなり気圧が低くなって、自律神経の調節がいきすぎると、ヒスタミンという物質が体内から過剰に分泌されることがわかってきました。

もともと、ヒスタミンというのは免疫に関わる仕事をしている物質ですが、過剰にでることで免疫が過剰に反応し、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状が起きてしまうそうです。

こういったこともあるので、雨の日だからといって花粉症の症状が楽になるとは限らないということが最近わかってきました。

今まで通りの花粉対策に加え、自律神経を常に整えておくことが花粉症の対策にもなりえそうです。

自律神経を常に整えておくためには、無理はしないことが大事です。

ストレスをためない、体を冷やしすぎたり、温めすぎたりしない、しっかりと睡眠をとるなどできることから行ってみてください。