春だというのに寒い週末になりました。高山では雪が降ったとニュースで聞き驚いています。

こういう、寒暖差があるときに体調を崩してしまいます。今日は暖かくしてお過ごしください。

さて、本日は前回、前々回に引き続き糖尿病のサポートのお話をしていきます。

野菜を先に食べる方法や、ゆっくりよく噛むことが大切であるということはお分かりいただけたかと思いますが、そもそも食事が不規則だったり、食べないことがある(欠食)場合は何を気をつければいいのでしょうか。

 

①仕事などで帰宅が遅くなってしまうとき

手軽にとれる食事を用意します。

できるだけ低脂肪で消化のよいものを食べるようにします。揚げ物や肉などの主菜はできるだけ控えます。食事をする際は、よく噛むことで満腹中枢を刺激し、さらに消化もよくなります。

味噌汁や、野菜スープ、ゆで卵、ツナ缶、野菜サラダなど・・

作るのが大変ならコンビニなども活用しましょう。

 

②飲み会や宴会があるとき

和食系の食事をなるべく選び、野菜を十分にとるようにしましょう。

てんぷらやフライなどの油ものだけでなく、脂身の多い肉やひき肉、クリーム系の料理も注意です。

追加できるようなら野菜の料理やトッピングをお願いしましょう。

一緒に飲む仲間に、糖尿病であることを伝え協力してもらうようにするとよいでしょう。

(仕事のおつきあいだと難しいかもしれないですね・・・)

 

③外食のとき

丼物より定食を選びましょう。

洋風、中華より和風がオススメ。野菜が多いものを選びます。

和食は塩分が多いことがあるので、お漬物やしょうゆは控えめにしましょう。

最近は、メニューに栄養表示があるものが増えてきました。自分の適量を知り、比べて選ぶ習慣をもちましょう。

 

④コンビニで買う時

外食のときと同様に、栄養表示を見て選びましょう。

炭水化物だけでなく、タンパク質、野菜、乳製品などを組み合わせることが大事です。

タンパク質はサラダチキンやゆで卵、野菜はカット野菜やサラダがあります。乳製品としてヨーグルトなど。


血糖値の急な変動を防ぐためには1日3食を決まった時間にとることが大事です。

ゆっくり食事をとれそうにない時でも、「食べない」よりも、牛乳やヨーグルト、インスタント野菜スープ、野菜ジュース、バナナやリンゴなど、ご自身が手軽にとれるものを用意しておき、決まった時間になにか食べられるようにしておくと良いでしょう。

1日2回の方が、3回のときよりも血糖値が高くなってしまいます。日本医師会様の図がわかりやすいのでよかったら見てみてください。日本医師会HP|食事のとり方で血糖値はこんなに変動します|

 

今回の内容も糖尿病薬を作っている製薬会社のMSD様の情報を参考にご紹介しました。

薬局にはパンフレットもご用意しておりますので、必要な方は店頭でお申し付けください。